『コロナの影響であんまり出歩けないけれど、そうは言っても家にいるばかりじゃ息が詰まる』『緊急事態宣言も解けたことだし、ちょっとそこまで出るくらいなら大丈夫かも?』『コロナが心配で近くの公園をめぐったり散歩ばかりしているけれどそろそろ飽きてきた』と、こんな風に悩んだり迷ったりしているあなたにぴったりの提案をしていきます。

ドラマや映画の世界ではよくありがちな光景かもしれませんが、意外にやったことない人は多いのではないでしょうか。最初はちょっとキザに思えて気恥ずかしいかもしれませんが、案外のめり込む良い趣味になるかもしれません。


バッグに入れるのはきょう読みたい文庫本と、水分補給用のペットボトル、あとはスマホやハンカチなどの携行品。その他に物は特に持たずに街を出歩いてみましょう。もちろん漫画なんかでもいいですよ。

お気に入りの場所を探そう

家の外で読書をする、と耳にして思い浮かぶ定番スポットと言えばカフェや喫茶店。

カフェや喫茶店で本を読む……なあんて書くと何だかありふれた趣味のようですが、実際にやってみると意外に奥が深いのです。

大手チェーンは人が多くて何だか集中できない。あ、でもこの時間帯なら人が少なくてゆったりできる! こんなところに個人経営の喫茶店あったんだ? 入ってみると意外に居心地がいいかも。そういう発見があるでしょう。席だって重要です。窓側の席で日の光を浴びながらリラックスしたい、という人もいるでしょうし、奥まった場所でひっそりと自分の空間を作りたいという人もいるでしょう。なかなか座れない人気のソファ席が空いていたらそれだけで嬉しくなってしまいます。

「読むぞ!」と気合を入れて本を持ち歩いてカフェや喫茶店に行くからこそ、いつも以上に席の座り心地や漂う香りといった全体的な雰囲気を意識することになります。おしゃべりするのに使うだってもちろんいいですが、それよりも五感を総動員してお見せの魅力をお浴びることができるのです。

コーヒーなら2軒はしごしたって1000円を越えるか越えないかくらいの値段で済むので財布にも優しいですね。

バッグの小さなポケットに小銭やクレジットカードを入れておいて身軽になって出歩いてみましょう。コンパクトな財布を用意して、こういうささやかなお出かけ専用の財布を作ってあげてもいいかもしれません。

カフェじゃなくても、けっこうどこでも

普段行くショッピングモールにも穴場があります。意外なところに休憩所やベンチがあって、とても静かに読書することができますよ。座れそうな場所、静かそうな場所を探してみましょう。


お店もいいけど、お外も◎

これからきっと暑くなります。喫茶店やカフェもいいけれど、涼しいクーラーの効いたお店はせっかくだからそれは夏までに大事にとっておきませんか。

今の季節ならまだまだお外でリラックスできます。外で本を読んでみましょう。初心者はまずは公園のベンチなどからスタート。公園読書デビュー、これを書いている私も経験ありますが、最初はやっぱり少し気恥ずかしくて緊張します。でも慣れてしまえば何てことないです。何だかぎこちないのは最初の数分間だけで、気付けば本の世界に没頭していてすっかり日が傾いてしまいます。


あまり長居はできませんが、コンビニの前もおすすめ。屋外イートインコーナーのあるコンビニもゆっくりすることができますよ。「外で読書」の趣味を続けてくるとコンビニの見方も研ぎ澄まされていきます。他の人は何となく流し見しているコンビニにも目が光るようになるのです。「ここのローソンはあそこのローソンよりも良いローソンだな」なんて変な独り言が漏れたりするものです。

外で本を読むことに慣れてきたら、どこでも自由に。別にベンチじゃなくてもいいんです。芝生があれば座っていいし、もし子どもも誰も居ない公園ならブランコに座って読んでみるのも新鮮です。

街中は私有地などもあるので、どこもかしこも、というわけにもいきませんが、川や海などは公共の場所であることがほとんどなので、そういう場所は狙い目です。

落ち着いて座るのにはベンチが必要と思っていませんか?

いいえ、そんなことはありません。むしろ、みんながそう思いこんでいるからこそ、穴場です。だだっ広いのに誰も居ない空間を独り占めして読書するチャンスなのです。

どうしても椅子がイイ!という人には「チェアリング」がオススメ。アウトドア用の椅子を持ち歩いて、どこでも気軽に座って休憩しちゃおう、というレジャーです。

これはこれでまたとてつもなく奥が深いですし、鞄のサイズも自然と大きくなってしまうのでまた次の機会に詳しく紹介することにしますね。

そうそう、外でゆっくり時間を過ごす場合は虫よけアイテムや水分補給用のお茶やお水をお忘れなく!

家の外で読書する。なんならお店じゃなくても、腰かけられたらどこでもOK。きょうはそんな過ごし方を提案してみました。大は小を兼ねる、と言いますけれども小さいジャストサイズのバッグで身軽に出歩いてみましょう。たとえ予定のない日でも、なんだか素敵な休日になることでしょう。







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